これまでに手がけた仕事

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知識資本の時代
—世紀末大転換と激動の21世紀を診る[書籍]

2023年6月10日 晃洋書房 刊 関下稔 著 A5判332頁(モノクロ) 定価 3,800円+税 ISBN 978-4-7710-3746-5
立命館大学名誉教授の関下稔先生の著作。人間の知的創造的営為をも商品化する貪欲な「知識資本」をキーワードに、戦後秩序の解体からさらなる激動と覇権争いに移行する、世界の経済と政治の様相が読み解かれます。例えばGAFAMは、巨大製薬会社は、いかに世界経済を左右するほどの力を有したのか、彼らの生み出す「価値」の源泉はどこにあるのか、そしてそれをほとんど無限に増殖させる彼らの錬金術的手法とはいかなるものか。そしてまた、このような新しい資本主義のもとでアメリカと中国は何を武器に覇権を争っているのか。スマホでSNSや動画をチェックしてネットショッピングをしたことのある、すべての方に一読いただきたい快著です。アリカは編集・校正の一部を担当しました。
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はじめての減酒治療[書籍]

2023年7月15日 株式会社金芳堂刊 樋口進編 144ページ(2色) 定価3,000円+税 ISBN978-4-7653-1962-1
アルコール依存症治療において、いま世界的に注目を浴びる「減酒治療」。編者の樋口進氏は、アルコール依存症診療における国際的第一人者で、日本で初めて減酒外来を開設した久里浜医療センターの名誉院長・顧問。減酒治療の実際から減酒外来のポイント、さらに総合病院・クリニック・産業医による実践例まで紹介された減酒治療の入門書です。患者に寄り添いながら治療を進める具体的なノウハウは、人が意欲的に治療を進められるメソッドとして、とても興味深く感じました。アリカは編集・校正に参加しました。
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中国食糧補助金制度の効果と評価
—農業経営及び農家経済への影響に着目して[書籍]

2022年5月20日 晃洋書房 刊 白素香 著 A5判179頁(モノクロ) 定価 3,500円+税 ISBN 978-4-7710-3505-8
京都大学大学院農学研究科博士後期課程で学ばれ、現在は中国・東北農業大学で教鞭を取られる白素香先生の著作。工業的経済成長との格差を背景に、1978年の農村改革後の中国で起こった農地の農外転用や農外就労、商品作物生産の拡大。これらの変化から生じた食糧生産の低下などの課題の克服と、農家所得の向上を目的に、2004年から始まった食糧直接補助金政策の実際が検討されます。統計史料による量的分析とフィールド面接による質的調査の双方を用い、この政策が農業経営と農家経済にどのような影響を与えたのかが、農家の観点から明らかにされます。アリカは編集・校正の一部を担当しました。
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墓の建立と継承
—「家」の解体と祭祀の永続性をめぐる社会学[書籍]

2023年2月28日 晃洋書房 刊 辻井敦大 著 A5判282頁(モノクロ) 定価 4,800円+税 ISBN 978-4-7710-3690-1
立命館大学衣笠総合研究機構で専門研究員を務めておられる辻井敦大先生の著作。従来は墓の存立基盤とみなされてきた、イエあるいは親族といった同族集団が解体される現代日本において、「墓を建て、それを継承する」という営みに意味を与えている社会規範がどのように継承され、あるいは変容したかが、社会学の観点から述べられます。都市計画の一環として墓を扱った自治体や、墓や葬送を商品化してきた事業者などが、従来のイエの機能を代替する社会的アクターとして捉え直され、新鮮な観点からの知見が提示されます。アリカは編集・校正の一部を担当しました。
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京都 二条城と寛永文化[書籍]

2022年9月28日 株式会社青幻舎刊 Living History in 京都・二条城協議会編 128ページ(オールカラー) 定価2,000円+税 ISBN978-4-86152-900-9
京都が誇る世界遺産の一つ、二条城。徳川家康が築いたことは有名ですが今の姿になったのは、築城から20年余りのちの1626(寛永3)年。秀忠・家光親子が、後水尾天皇を迎える「寛永行幸」のために一大改修を行ったのです。本書では、五日間にわたる豪華な饗応とその舞台裏、そして戦国時代のあと訪れた平和な世で花開いた寛永文化の諸相を、各ジャンルの専門家や伝統文化を今に継ぐ方々20名余が解き明かします。小堀遠州、狩野探幽、俵屋宗達、本阿弥光悦、松花堂昭乗、池坊専好といった数多の文化人を輩出した「寛永」の時代は“日本文化の故郷“とも。アリカは編集と取材執筆を担当しました。
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関西オートキャンプ場こだわり厳選ガイド 改定版[書籍]

2022年8月31日 株式会社メイツユニバーサルコンテンツ刊  アリカ著 144頁(オールカラー) 定価1530円+税  ISBN978-4-7804-2660-1
家族や友人、ソロでも気軽に楽しめる、滋賀・京都・奈良・和歌山・大阪・兵庫のオートキャンプ場96件を紹介。キャンプ場の特徴をはじめ、区画の広さや料金、施設の詳細や近隣スポットまで最新情報を網羅したガイドブックです。2018年に発行し好評を博した『関西オートキャンプ場 こだわり厳選ガイド』の改定版。アリカは編集を担当。
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職業婦人の歴史社会学[書籍]

2022年2月28日 晃洋書房 刊 濱貴子 著 A5判320頁(モノクロ) 定価 6,700円+税 ISBN 978-4-7710-3565-2
富山県立大学教養教育センターで教鞭を取られる濱貴子先生の著作。戦前期に「職業婦人」と呼ばれた女性を対象とする、当時の実態調査に基づく計量分析と雑誌等の言説分析により、現代に続く中流女性と職業をめぐる日本のジェンダー秩序(社会の仕組み)の形成・変容の過程が明らかにされます。歴史社会学に関心のある方はもちろん、日本社会に息苦しさを感じる現代の「働く女性」にもぜひ手に取っていただきたい一冊です。アリカは編集・校正の一部を担当しました。
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初期シカゴ学派の人間生態学の展開
—総合的社会認識の社会学[書籍]

2021年10月29日 関西大学出版部 刊 西川知亨 著 A5判326頁(モノクロ) 定価 4,000円+税
ISBN 978-4-87354-742-8
関西大学で教鞭を取られる西川知亨先生の著作。初期シカゴ学派の社会学者のうち特にE. W. バージェスとE. F. フレイジアに着目し、未刊行資料も参照しながら、彼らが確立し完成させた人間生態学の様相が明らかにされ、質的調査と量的調査の二項対立で考えられがちな社会学的方法論を総合する論としての人間生態学と、その現代的意義、活用可能性が丁寧に説き起こされます。アリカは編集・校正の一部を担当しました。
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全体論と一元論
—ヘーゲル哲学体系の核心[書籍]

2021年3月25日 晃洋書房刊 川瀬和也 著 A5判288頁(モノクロ) 定価 3,800円+税 ISBN 978-4-7710-3491-4
宮崎公立大学で教鞭を取られる、川瀬和也先生の著作。その難解さで知られるヘーゲルの主著『大論理学』が、「概念論」を中心に解読されます。文章の細部まで緻密に、また時に大胆な解釈を加えながら辿られたヘーゲルのテクストからは、認識論と存在論・哲学と科学・心と身体といった哲学的命題の二項対立の構図を超越するような、新しい「体系」の哲学者としてのヘーゲル像が立ち上がってきます。端正に整理された論が読みやすく、哲学の初学者にもお勧めしたい一冊です。アリカは編集・校正の一部を担当しました。
京都カフェ日和2021

京都 カフェ日和 ときめくお店案内[書籍]

2021年9月10日 株式会社メイツユニバーサルコンテンツ刊 128頁(オールカラー) 定価1680円+税 ISBN 978-4-7804-2530-7
テラスやルーフトップなど開放感あふれる空間があったり、サードプレイスとして仕事や趣味に没頭できたり、テイクアウトメニューが充実していたり。そんなニューノーマルな生活様式に対応できるお店を軸に、「今訪れたい」京都市内のカフェ全54軒を紹介する1冊です。テイクアウトできる自慢のメニューや掲載店で手に入る可愛い雑貨なども巻頭特集で紹介しています。アリカは編集を担当。
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